年末調整所得金額計算|収入金額から所得金額を自動計算

収入金額から所得金額を計算する

所得金額 2,760,000円

収入金額 4,000,000円 から給与所得控除1,240,000円 を引いた金額です。ここからさらに社会保険料控除と基礎控除1,040,000円 を引くと、課税所得は1,120,000円 になります。

収入金額と所得金額の関係
用語金額意味
収入金額4,000,000円源泉徴収票の「支払金額」。額面の年収
給与所得控除1,240,000円会社員の必要経費にあたる概算控除
所得金額2,760,000円源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」
社会保険料控除600,000円健康保険・厚生年金・雇用保険の合計
基礎控除(所得税)1,040,000円合計所得金額で決まる(最大104万円)
基礎控除(住民税)430,000円43万円で据置き。所得税とは額が違う
課税所得1,120,000円この金額に税率をかける

出典:国税庁「令和8年4月源泉所得税の改正のあらまし」⑵

年末調整の申告書に書く「収入金額」と「所得金額」

申告書の欄書く金額源泉徴収票のどこ
収入金額額面の年収(給与+賞与)支払金額
所得金額収入金額 − 給与所得控除給与所得控除後の金額
合計所得金額所得金額+他の所得

ほとんどの人は「所得金額」=「給与所得の金額」だけです。副業や不動産所得がなければ、収入金額から給与所得控除を引いた金額をそのまま書きます。

収入金額から所得金額への変換表(令和8年分)

収入金額(年収)給与所得控除所得金額
100万円740,000円260,000円
150万円740,000円760,000円
178万円740,000円1,040,000円
200万円740,000円1,260,000円
300万円980,000円2,020,000円
400万円1,240,000円2,760,000円
500万円1,440,000円3,560,000円
600万円1,640,000円4,360,000円
800万円1,900,000円6,100,000円
1000万円1,950,000円8,050,000円

出典:国税庁「令和8年4月源泉所得税の改正のあらまし」⑵

令和8年分の年末調整で変わったこと

項目令和7年分令和8年分
給与所得控除の最低保障65万円74万円
基礎控除(最大)95万円104万円
扶養親族等の所得要件58万円62万円

令和8年11月までの毎月の源泉徴収は改正前の税額表のままです。改正後の控除額は12月の年末調整で反映され、そこで差額が精算されます。毎月の天引き額を12倍しても年税額にはなりません。

年末調整でよくある間違い

収入金額の欄に手取りを書く

額面(支払金額)です。手取りではありません。

所得金額の欄に収入金額を書く

給与所得控除を引いた後の金額です。年収400万円なら2,760,000円です。

扶養親族の所得要件を58万円で判定する

令和8年分は62万円(給与収入136万円)です。新たに要件を満たす親族がいる場合は申告書の提出が必要です。

12月払いの給与を翌年分にする

「支払われた日」で判定します。12月に支払われたなら当年分です。

よくある質問(FAQ)

年末調整の「収入金額」と「所得金額」の違いは?

収入金額は源泉徴収票の「支払金額」、つまり額面の年収です。所得金額はそこから給与所得控除を引いた金額で、源泉徴収票では「給与所得控除後の金額」にあたります。年収400万円なら収入金額4,000,000円、所得金額2,760,000円です。

所得金額はどうやって計算しますか?

給与収入から給与所得控除を引きます。令和8年分は190万円以下なら一律74万円、190万円超220万円以下は収入×30%+8万円、220万円超は従来どおりの表で計算します。上限は195万円です。

基礎控除申告書の収入金額がわかりません

会社からもらう源泉徴収票の「支払金額」を書きます。年末調整の時点でまだ源泉徴収票が出ていない場合は、その年に支払われる見込みの給与・賞与の合計を書きます。

年末調整でいくら戻ってきますか?

毎月の源泉徴収額と年税額の差額です。令和8年分は毎月の源泉徴収が改正前の税額表、年税額が改正後の控除額(基礎控除104万円・給与所得控除最低保障74万円)で計算されるため、例年より還付が多くなる人がいます。

年末調整はいつからいつまでの収入ですか?

その年の1月1日から12月31日までに支払われた給与です。「支払われた日」で判定するので、12月分の給与が翌年1月払いなら翌年分になります。

生命保険料控除や社会保険料控除はどこで引かれますか?

所得金額から引きます。所得金額 −(社会保険料控除+生命保険料控除+基礎控除+扶養控除など)=課税所得で、これに税率をかけます。

副業の収入も年末調整に入れますか?

入れません。年末調整は主たる給与だけが対象です。副業の給与や雑所得がある場合は確定申告が必要になります。

令和8年分は何が変わりましたか?

給与所得控除の最低保障が65万円から74万円に、基礎控除が最大104万円に引き上げられました。また扶養親族等の所得要件が58万円から62万円になり、12月1日以後に支払う給与から適用されます。