税率計算|累進課税の速算表で所得税を自動計算
年収から税率と税額を計算する
年間の所得税 91,600円
月あたり約 7,633円。適用される税率は 5%、年収に対する実効税率は 1.83% です。
| ステップ | 金額 |
|---|---|
| 給与収入 | 5,000,000円 |
| − 給与所得控除 | 1,440,000円 |
| − 社会保険料控除 | 723,136円 |
| − 基礎控除 | 1,040,000円 |
| − 扶養控除 | 0円 |
| = 課税所得 | 1,796,000円 |
| 所得税(復興特別所得税2.1%込み) | 91,600円 |
| 参考:住民税 | 243,100円 |
所得税の速算表(累進課税)
| 課税所得 | 税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 1,949,000円以下 | 5% | 0円 |
| 3,299,000円以下 | 10% | 97,500円 |
| 6,949,000円以下 | 20% | 427,500円 |
| 8,999,000円以下 | 23% | 636,000円 |
| 17,999,000円以下 | 33% | 1,536,000円 |
| 39,999,000円以下 | 40% | 2,796,000円 |
| 40,000,000円以上 | 45% | 4,796,000円 |
出典:国税庁タックスアンサー No.2260「所得税の税率」。これに復興特別所得税2.1%が上乗せされます。
課税所得別の税額と実効税率
| 課税所得 | 税率 | 控除額 | 所得税(2.1%込み) | 実効税率 |
|---|---|---|---|---|
| 500,000円 | 5% | 0円 | 25,500円 | 5.1% |
| 1,000,000円 | 5% | 0円 | 51,000円 | 5.1% |
| 1,949,000円 | 5% | 0円 | 99,400円 | 5.1% |
| 2,000,000円 | 10% | 97,500円 | 104,600円 | 5.2% |
| 3,299,000円 | 10% | 97,500円 | 237,200円 | 7.2% |
| 3,500,000円 | 20% | 427,500円 | 278,200円 | 7.9% |
| 5,000,000円 | 20% | 427,500円 | 584,500円 | 11.7% |
| 6,949,000円 | 20% | 427,500円 | 982,500円 | 14.1% |
| 8,000,000円 | 23% | 636,000円 | 1,229,200円 | 15.4% |
| 10,000,000円 | 33% | 1,536,000円 | 1,801,000円 | 18.0% |
| 18,000,000円 | 40% | 2,796,000円 | 4,496,400円 | 25.0% |
| 40,000,000円 | 45% | 4,796,000円 | 13,481,200円 | 33.7% |
税率と実効税率は違います。課税所得500万円の人の税率は20%ですが、実際に払う割合は11.7%です。
計算方法(例つき)
例:課税所得500万円
速算表で 500万円は「6,949,000円以下」の行 → 税率20%・控除額427,500円
5,000,000円 × 20% − 427,500円 = 572,500円
572,500円 × 102.1%(復興特別所得税)= 584,522円 → 100円未満切り捨てで 584,500円
区分ごとに分けて計算しても同じです。195万円×5%+(330万円−195万円)×10%+(500万円−330万円)×20%=572,500円。速算表の控除額はこの手間を省くためのものです。
税率計算でよくある間違い
年収に税率をかける
税率をかけるのは課税所得です。年収500万円の課税所得は約180万円で、税率は5%です。
所得全体に高い税率がかかると思う
超えた部分にだけかかります。区分の境目で手取りが逆転することはありません。
控除額を引き忘れる
速算表の控除額は必ず引きます。引かないと税額が2倍近くになります。
住民税も累進だと思う
住民税の所得割は一律10%です。
よくある質問(FAQ)
累進課税とはどういう仕組みですか?
- 所得が増えるほど高い税率がかかる仕組みです。ただし所得全体に高い税率がかかるのではなく、区分を超えた部分にだけ高い税率が適用されます。課税所得200万円の人は、195万円までが5%、残り5万円だけが10%です。
税率が上がると手取りが減ることはありますか?
- ありません。超過累進課税なので、区分の境目を1円超えても増えるのは超えた部分の税額だけです。課税所得1,949,000円の税額は51,000円×…ではなく99,500円、1,950,000円なら99,600円と、1円の差で100円しか変わりません。
速算表の「控除額」とは何ですか?
- 区分ごとに計算する手間を省くための調整額です。課税所得500万円なら「500万円×20%−427,500円=572,500円」で、区分ごとに分けて足し算した結果と同じになります。
実効税率とは何ですか?
- 実際に払った税額を課税所得で割った割合です。課税所得500万円なら税率は20%ですが、実効税率は11.7%です。速算表の税率(限界税率)より必ず低くなります。
住民税にも累進課税はありますか?
- ありません。個人住民税の所得割は課税所得に一律10%(市町村民税6%+道府県民税4%)です。累進課税なのは所得税だけです。
復興特別所得税はどう計算しますか?
- 所得税額に2.1%をかけて足します。速算表で出した税額×1.021が最終的な税額です。令和19年分まで続きます。
年収と課税所得はどう違いますか?
- 年収から給与所得控除・社会保険料控除・基礎控除・扶養控除などを引いたものが課税所得です。年収400万円でも課税所得は約112万円しかなく、税率は5%です。