賞与の所得税の計算方法|2026年度の制度で自動計算

賞与の所得税を計算する

ボーナスの手取り 409,130円

額面 500,000円 から90,870円 が引かれます(手取り率 81.8%)。

項目金額
健康保険料24,625円
介護保険料0円
厚生年金保険料45,750円
子ども・子育て支援金575円
雇用保険料2,500円
所得税(税率 4.084%17,420円
手取り409,130円

住民税は賞与からは引かれません(前年の所得をもとに毎月の給与で徴収されるため)。

2026年度(令和8年度)の制度で計算しています(料率の取得日:2026年8月29日)。出典:国税庁「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表(令和8年分)」

賞与の所得税の計算方法の使い方

1. 前月の給与を入れる

ここが税率を決めます。賞与の金額ではありません。

2. 賞与の額面を入れる

賞与から社会保険料を引いた金額に税率をかけます。

3. 扶養親族等の数を入れる

源泉控除対象配偶者と源泉控除対象親族の合計人数です。人数が多いほど税率は下がります。

計算に使っている2026年度の料率・控除額

賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表(甲欄)

前月の社会保険料等控除後の給与と扶養親族等の数の交点が、賞与に乗ずべき率です。

前月の社会保険料等控除後の給与扶養0人扶養1人扶養2人
200,000円4.084%2.042%2.042%
255,000円4.084%4.084%2.042%
300,000円6.126%6.126%4.084%
400,000円12.252%10.210%10.210%
600,000円18.378%18.378%18.378%

出典:国税庁「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表(令和8年分)」

計算の順序

賞与500,000円・前月給与300,000円・扶養0人の場合、社会保険料73,450円を引いた426,550円に税率4.084%をかけて、所得税は17,420円になります。

賞与の所得税の計算方法でよくある間違い

賞与の金額で税率を決めてしまう

税率を決めるのは前月の給与です。賞与が大きくても前月給与が低ければ税率は低いままです。

社会保険料を引く前の金額に税率をかけてしまう

先に社会保険料を差し引いてから税率をかけます。

復興特別所得税を別に足してしまう

算出率の表の率にはすでに含まれています。二重に加算しないでください。

2026年の賞与に改正後の基礎控除が効くと思ってしまう

源泉徴収税額表の改正は2027年1月1日からです。2026年分は12月の年末調整で精算されます。

ケース別の目安(賞与50万円・東京都・35歳)

前月の給与扶養0人の税率所得税の目安
200,000円4.084%17,420円
255,000円4.084%17,420円
300,000円4.084%17,420円
400,000円8.168%34,840円
600,000円16.336%69,681円

よくある質問(FAQ)

賞与の所得税はどうやって計算しますか?

(賞与から社会保険料等を差し引いた金額)×(賞与の金額に乗ずべき率)です。率は前月の社会保険料等控除後の給与と扶養親族等の数から、国税庁の算出率の表で決まります。

なぜ前月の給与で税率が決まるのですか?

賞与はその人の年間所得水準に応じた税率で源泉徴収する必要がありますが、賞与額だけでは年収がわかりません。そこで直前の月給を年収の代理指標として使い、対応する税率を割り当てる仕組みになっています。

前月に給与がなかった場合はどうなりますか?

算出率の表は使わず、月額表を使って計算します。賞与の金額が前月給与の10倍を超える場合も同様に月額表で計算します。

扶養親族が増えると税率は下がりますか?

下がります。前月給与30万円の場合、扶養0人なら6.126%ですが、扶養2人なら4.084%になります。

賞与の所得税は取られすぎではないですか?

源泉徴収はあくまで概算です。年末調整または確定申告で1年分の正しい税額と精算され、多く納めていれば還付されます。

2026年の賞与に改正後の基礎控除は反映されますか?

毎月の源泉徴収と賞与の源泉徴収には反映されません。改正後の源泉徴収税額表の適用は2027年1月1日からで、2026年分は12月の年末調整でまとめて精算されます。

復興特別所得税は含まれていますか?

含まれています。算出率の表の率は2.042%や4.084%のように端数がありますが、これは基本の2%や4%に復興特別所得税2.1%を上乗せした数字です。